鹿児島先生の最期の絵

この絵が鹿児島先生最後の作品となりました。

 

紫陽花の季節、

まず、はじめに あじさいの葉を描き、

あじさいの花の咲くのを待って、

紫陽花を先生は描きあげました。

そして翌年の5月末にお亡くなりになりました。

 

 “命あるかぎり”   たくさんの “あじさい” を描いてくださった先生。

先生は あじさいを見ると純子さんを思い出す   とおしゃっていたそうよ。

でも、純子さんは “あじさい” を見ると鹿児島先生のことを思い出す   と言っています。

 

たくさんの絵を描いてくださった先生、

1枚でもいいからプロの人の描いた絵が欲しい と言っていた純子さん。

こんなにたくさんの絵を描いてもらって 最高にしあわせね、純子さんは。

はなこはそう思います。

はなこ  

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鹿児島光彦先生のこと

・鹿児島彦次郎画伯 長男

・東京美術大学 油絵科卒 (現 東京芸術大学)

・描いていただいた絵

  あじさいの絵 約100点

  風景画・静物画・他 50点